不妊治療の種類ータイミング療法・人工授精・体外受精・顕微授精

4.体外受精

人工授精を何度か試しても上手くいかない場合は、ついに体外受精にステップアップ!
体外受精は、これまでとは手順も金額もうんとレベルアップするので、ちょっと勇気いりますね。

しかし、これで妊娠する場合も多いのです。私も体外受精で妊娠成立しました。

とてもお金がかかる施術ですが、今は行政からの補助金の拡充されているのでぜひ一度は試してみて欲しいです。

体外受精はその名の通り体の外で受精させて、受精卵をお腹に戻す施術です。
この施術の良いところは、普通は一つの卵胞しか受精させられない所を、複数の卵胞を受精させて受精卵を多く確保できるところです。

特に、卵巣機能が低下する35歳以上は向いていると思います。
せっかく育った卵胞を無駄せずにすみ、妊娠の確率を上げることができます。
そのかわり、体外受精は今までの施術よりもかなり長期になり、やることも多くなります。

施術の内容はクリニックや個人の状態によって変わると思いますが、私が体験したことを時系列で説明していきますね。

体外受精をすると決まったら、まずは卵胞を採るための準備から入ります。
卵胞を育てるため、投薬が始まります。飲み薬と注射です。
この注射、毎日打たないといけないのですが、注射を打つためだけにクリニックに通うのはちょっと難しい…と言う方は、注射を持ち帰って自分で打つことになります。

①クリニックで打ってもらう・注射2本持ち帰り
③自宅で打つ×2日
④クリニックで打ってもらう・注射返却&持ち帰り

これを1週間くりかえします。

卵胞が育ったら、卵巣の中から取り出す手術を受けます。
どうやって取り出すのかと言うと…ながーい注射のようなもので吸い出すみたいですね!
取り出した卵胞は、当日事前に提出した夫の精子(精製)をふりかけて受精させ、胚盤胞まで成長させます。

体外受精
国立国際医療研究センター病院

私はお腹の上から貫通して卵胞を取り出すんだと思っていたので(よく考えたら難易度高すぎますね)、こんな方法だったとは驚きました!
ちなみに、麻酔をするかしないかで手術費が5万違います☆
費用はかかりましたが、麻酔無しが恐ろしすぎて、しっかり麻酔をお願いしました。おかげで全然痛くありませんでした。

 

手術から2週間前後で培養の結果が伝えられます。採取した卵胞のうち、移植可能な胚盤胞は何個できるのか!?
楽しみであり不安でもありますよね。一つでも多く可能性を掴みとりたいものですが、こればかりは質の良い卵胞と出会えるかどうかにかけるしかありません。

この先はクリニックによると思いますが、一度凍結した胚を解凍して子宮へ戻す融解胚移植と、そのまま子宮へ戻す新鮮胚移植の方法があります。

育った卵を戻す子宮の環境を整えるため、ホルモン投与の期間が始まります。
ホルモン投与は、貼り薬と膣剤を併用して子宮内膜を厚くしていきます。

貼り薬はエストロゲンを補充します。これをお腹に3~4枚貼り、1日おきに交換します。

エストラーナテープ0.72mgの基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)
エストラーナテープ0.72mgの効果と副作用、飲み合わせ、注意など。次のような症状は、副作用の初期症状である可能性があります。呼吸困難、蕁麻疹、全身けん怠感 。脚の痛み・浮腫、胸の痛み、息切れ 。

妊娠期間(準備も含む)は市販薬を服用してはいけないとか、なんとなく聞いたことがあると思いますが、メンソレータムなどの軟膏や湿布もダメみたいなんですよね~。
なので、肩こりがあっても湿布は貼れません!
貼り薬でかぶれそうな方は顔用の乳液などを塗って保湿をするとだいぶマシになりますよ。
塗った所に貼ると剥がれてしまうので、避けて塗ってくださいね。

そして膣剤です。タンポンのような要領で、細長いガイド棒の先に錠剤を付けて膣の中に入れる薬です。膣から直接吸収する薬なんですね。これを1日数回実施します。
働きながら不妊治療を行っている方は、仕事中決まった時間にお手洗いに行かないといけないので不便な思いをするかもしれません。

黄体ホルモン剤「ルティナス膣錠」とはどんなお薬? |
今回ご紹介する薬剤は2014年9月に国内で承認された新薬、黄体ホルモン剤「ルティナス」です。 不妊治療を進めていく中で繰り返された、卵巣への刺激や採卵は黄体機能の低下を招き、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌低下につながります。そこをフォローするべく黄体ホルモンを外から補充し、受精卵の着床や妊娠の維持を図ることで妊娠

 

膣剤は毎日仕事に持って行って、お手洗いのついでに実施していました。デスクワークなので比較的問題ありませんでしたが、職業によっては職場の理解が必要になるかもしれません。
もう一つ厄介だと思ったことは、この薬を使うと「おりもの」が非常に増えるということです。
この薬は、必要な成分は表面についていおり15分程度あれば吸収されてしまうそうで、錠剤の残りかすのようなものとおりものが一緒に排出されていました。
おりものシートだと心もとないが生理用ナプキンだと大きすぎるかなといった感じだったので、ドラッグストアでちょうど良いのを探すと良いと思います!5CCや10CCなど色々なものがありますよ。

そしていよいよ胚移植です。
育った胚盤胞を子宮の中に戻していきます。
細長い管のようなものを挿入して、胚盤胞を子宮内膜へ突っ込んでいる印象でした。
超音波の映像を見ながらでしたが、管が去った後白い”点”が残っており、それが胚盤胞ですよーと説明されました。

移植後、何か特別にすることや気を付けることが無いか聞きましたが、特にありませんでした!
移植前の貼り薬と膣剤を妊娠後もしばらく続けて行くこと以外は、いつも通りです。
ただ、もうお腹の中に赤ちゃんの”もと”が入っているので、市販薬などには気を付けないといけないですね。妊婦になったという自覚を持たないといけません。

後は、ちゃんと着床し育ってくれれば安心です。
妊娠判定が出るまではそわそわしてしまうかもしれませんが、赤ちゃんの”もと”の力を信じてリラックスして過ごしましょう。

移植日当日は、私の通うクリニックではおしっこを膀胱に溜めてくるよう指示があり、朝からずっと我慢していました。おしっこ我慢するのが手術よりしんどいくらいでした。
しかも、移植中は膀胱の上から超音波をするため、我慢している所をぐいぐい押されてめちゃくちゃ苦しかったですね!お漏らししたら大惨事ですよ!

顕微授精

この施術は男性不妊の場合に行うことが多いです。
精子の受精能力が低い場合は、全体的に元気でない精子が多いので、元気のあるものを一つ選んで卵子に直接注入し受精させます。
精子も凍結することが可能なので、うまく元気な精子が採取できれば凍結保存し、採卵に合わせて融解して受精させるのですね。
その後は体外受精の流れと同じです。育った胚盤胞を子宮に戻して着床を期待します。

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